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人工甘味料と血糖値の関係

一口で人工甘味料と言っても様々なものが存在します。

アスパルテーム、サッカリン、アセスルファムK(カリウム)、ネオテーム、スクラロース、ソルビトール、キシリトール、ステビア・・・

他にもまだまだ沢山あります。

普段気にしていない方は知らず知らずの内にこれらの人工甘味料を口にしています。

その理由は砂糖よりも安価であり、例えばアスパルテームは160~220倍、サッカリンは200~700倍、アセスルファムKは200倍、ネオテームは7000~13000倍、スクラロースは600倍と砂糖に比べて何百倍も甘みがあるのです。

その為、砂糖を使って商品を作るよりも少量で甘さを感じさせることができるため、私の個人的感覚としては大きい会社ほど使いやすい添加物となっています。

 

カロリーゼロ飲料によく使われているのはスクラロースやアセスルファムK、アスパルテームが挙げられると思います。

これら人工甘味料についての研究が多くインターネット上に載っていたので私なりにまとめてみようと思います。

 

アルパルテームが血液中の糖質レベルを増加させ、腎臓に糖尿病の初期段階と同じような影響を与えるということが近ごろの研究で判明しており、膵臓は人工甘味料にも反応して大量のインスリンを出すことも判明している。アスパルテームは血糖値を上昇させるともいわれている。

 

テキサス大学ヘルスサイエンスセンターの大規模追跡調査では、毎日ダイエットソーダを飲んだ人は飲まなかった人に比べてメタボリック症候群の合併リスクが36%も増え、Ⅱ型糖尿病のリスクは67%増加し、フランスの研究者らが行った調査ではダイエットソーダを1週間に500㎖飲んだ人たちはカロリーありのダイエットソーダを同量飲んだ人たちより糖尿病のリスクが15%高くなるということがそれぞれ報告されています。

どうしてカロリーゼロなのに太ったり糖尿病になったりするのかと疑問に思いますが、その要因として考えられているのは以下にあげる人工甘味料の副作用なのだとか。

①味覚を鈍化させる

②依存性がある

③ホルモンに作用する

 

ワシントン大学の医学部研究者によると、スクラロースを飲んだ後と、水を飲んだ後を比較したブドウ糖負荷試験でスクラロースの方が血糖値のピークが高くなり、インスリンの分泌も約20%高くなったというのです。

この他にもインクレチンというホルモンのうち、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)は食事をして血糖が上がった時、血糖を抑えようとしてインスリンの分泌を促進するホルモンであるということが1986年に発見され、まだ完全に解明されてはいません。

2009年にアメリカ国立衛生研究所の調査により、ダイエットソーダがGLP-1の分泌を促すことが判明しているということも大変興味深いです。

他にも口や腸などに存在する甘みの受容体は人工甘味料も普通の甘みと同じように感知することがわかってきたという報告もあります。

特に胃にある甘みセンサーが甘みを感知するとグレリンというホルモンが分泌され、このホルモンが脳の視床下部に働いて食欲を増やし成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあるそうです。また、グレリンは脂肪を増やし体重を増加させる作用もあります。

カロリーゼロの人工甘味料がインスリンと血糖に影響し、この状態が長く続くとインスリンの能力が疲弊し、衰えれば高血糖になりⅡ型糖尿病へと進行する危険性があるのです。

 

色々調べてわかったことは、「糖尿病になりたくなかったら甘い飲料を飲まない」ということに行きつきます。

過去に教わってきたカロリーゼロ飲料なら飲んでも大丈夫ということは今となっては通用しない可能性があるという結論に私は達しました。

ゼロコーラを飲んでいた方が普通のコーラを飲んでいた時より血糖コントロールが悪くなったのもこれらの研究結果で私は合点がいきました。

人工甘味料を悪者扱いする必要はなく、糖尿病患者にとってはうまく付き合っていけば甘いものを摂取することができるという内容の記事もいくつか読みましたが、私の出した結論は違います。

『人工甘味料入りの物を摂取してカロリーを抑えるくらいなら、砂糖入り飲料を飲んだら、その分頑張って運動をし、カロリーを消費した方が糖尿病になるリスクは低い』

これが私の出した結論です。

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