ミネラル補給は食べ物で!
以前、ミネラルってなに?何で補えば良いの?という記事を書きました。
その記事では、栄養価の高い食品からミネラルを得るべきという結論に至りました。
私たちにとってミネラルの供給源は野菜・海藻などの植物、水、塩です。
サプリメントを長期的に摂取することはあまりお勧めできないということは以前に書きました。
食べ物からだったらどんなものにもミネラルが豊富に含まれているのか?というと残念ながらそうではないようです。
昔は普通に食事をしていれば身体に必要なミネラルを摂取できていたのですが、現在はそういう訳ではないというのです。
野菜を効率よく収穫するためには、化学肥料・農薬が使用されます。
それらのものが本当に使用されていない野菜を購入することはかなり難しいのが現実です。
我が家でも庭を畑にして野菜を育てていますが、完全な有機野菜ではありません。
農薬は一切使いませんが、化学肥料は使用しています。
勿論、鶏糞や馬糞など有機肥料も使用していますが化学肥料は成長を促すためには使用してしまいます。
有機肥料だけでは、収穫量が期待できないのです。
化学肥料を使用することで土壌に含まれるミネラル成分を減少させ、土壌中の微生物相(植物の根から土壌中のミネラル分を吸収する際に欠かせない存在)を変えてしまうんだそうです。
農薬は土壌の悪化を招いたり農作物に残留することもあります。
そして、促成栽培や二毛作もミネラルの観点からみると問題なのです。
植物が根っこから充分なミネラルを吸収するには充分な時間を必要とします。ところが、促成栽培された作物はミネラルも不充分となってしまうのです。促成栽培された土壌は一時的にやせてしまうので、充分に休ませてあげる必要があるのですが、二毛作を行うことでやせた土壌を酷使することになってしまい、そこで育つ作物のミネラル分も不足してしまうのだそうです。
また、加工食品を購入する機会は皆さんあると思いますが、精製されたり製造される段階でミネラルも取り除かれてしまうということもあるのです。
前の記事で飲み水は水道水でも充分だということを書きましたが、ミネラルの観点からみるとこれにも一つ注意点があります。
浄水器を通した水はミネラルも取り除かれてしまうということです。
こういった現実を知ると家庭で作っている野菜くらいは有機栽培にしてみようかな?とも思いますが、作るからには畑も結構重労働です。
鶏糞や馬糞は強いので根に当たると枯れてしまうため、これらを入れるには結構深く掘り起こさなければいけない。
耕して、畝作りして、種をまき、芽が出てきたら鳥に荒らされないようにネットをかけ、ある程度大きく育ったら支柱で支えてあげたり、誘引してあげる必要があるものもあります。
手間暇かけて作って、収穫量はイマイチとなると畑のやる気が出なくなってしまうのは目に見えています…。
どうしたら良いものか・・・。
悩みますが、ないものねだりをしていても仕方ありません。
現状、購入することができたり、家でとれる野菜で昔に比べたら少なくなっていたとしてもゼロになってしまっているわけではないので、どのようにこの「ミネラル」と向き合えば良いのか、今後も色々と調べて書いていこうと思っています。