口は禍のもと
私は自分で自分が「口が悪い」と最近よく思う。
これは家庭内での話であり、世間に向けては気を付けているつもりである。
つい先日の出来事。
夫の薬を薬ケースに入れるのは近頃ずっと私の役割。
薬を入れ終えた時に寝つきをよくする薬だけ少なかったので「この薬はあと20日分ね。他のはいっぱいあるよ」
そう伝えた時の夫の一言に私はカチンと来た。
その一言とは「だから余分に貰っておかなくちゃいけなかったんだ。昨日(病院へ書類を持って行った時に)診察も受けてこなければいけなかったんだ!」
そう言われ、私は押し黙った。
夫は私が機嫌が悪くなったことには気付いたようで、なぜ私が機嫌が悪いのか知りたそうだったが「(機嫌が悪くなった原因を)聞かないで」とだけ私は答えて大爆発にならないよう、こらえていた。
おそらく、それは夫も同じことで私の機嫌がよくなるのを待ちつつも、夫自身も爆発しないようにこらえていたに違いない。
私の機嫌は、時間と共に怒りが薄れてよくなるのが通常。
でも、その日はよくなったり、怒りがぶり返したりの繰り返しだった。
そんな時に思ったことが「口は禍のもと」ということである。
私が夫に「(寝つきを良くする)この薬、いつもいっぱいあるけど、こんなにもいらないよ」と薬ケースに入れながら何度か言ったことがある。
その結果夫は何度も言われるから病院で先生に話し、その薬の量の調整をしていたようだ。
そして、その薬だけが足りなくなり、20日以内に病院で診察を受けなければいけなくなった。
そのことに夫は苛立ち、怒ったのだろう。
それなら、私が「この薬が多すぎる」という一言を言わなかったら今回こんなことにはならなかったわけだ。
そう考えると「口は禍のもと」で間違いない。
この「口は禍のもと」という表現は日本の諺だが、これは英語でも諺として存在しており、私の頭の中で思い浮かぶのはこれだ。
Out of the mouth comes evil.
evilとは「悪」「悪事」「邪悪」などの意味。
「口からでた言葉は悪事に至る」
そんな直訳で良いのかな?
話を戻し、その日「口は禍のもと」と感じたことが2度もあった。
夫に気を許しているからこそ、出る余計な一言。
でもその結果、痛い目に合うのは私(;´д`)