私はここ数年の間に弁護士への相談をする機会が何度かありました。
弁護士に相談をする前に準備しておくべきことを紹介したいと思います。
まずは、相談したい事象の登場人物の相関図を紙に書きだします。
そして、経緯を時系列になるようにまとめます。
これがあるのと無いのとでは弁護士の先生の理解度が変わります。
通常、無料相談から弁護士を探すかと思いますが、この無料相談の時には時間が大体30分~60分程度と意外に少いです。
この少い時間内に、困りごとの内容を先生に伝え、そして、解決策を教えて頂かなければいけません。その為には相関図とこれまでの経緯をまとめておくことがとても重要になってきます。
そして、自分の聞きたいことを箇条書きにした紙も作成しておくべきです。
弁護士の先生の前に行くと大体の人は緊張していますので、全ての聞きたかったことを聞けずに終わってしまう可能性が出てきます。これを防ぐためには必須です。
そして、経緯に合わせて参考資料があるようであれば、それらの物をすぐに弁護士さんに見て頂けれるように準備しておくことも時間短縮に繋がります。
弁護士選びも簡単ではありません。
弁護士の先生にも得意分野・不得意分野がありますし、多くの案件を扱っていらっしゃる中での無料相談となります。
今後、弁護士に依頼しようと思うのであれば、誰でも熱心な弁護士に依頼したいと思いますよね。そういった弁護士に当たるかどうかは、相談をして頂くこちら側の熱心さも必要となります。自分の抱えている問題をいかに自分の納得のいく形で終結させることが出来るかどうかは、弁護士選びの段階から始まっています。
要するに弁護士の先生に相談するときにはいわゆるプレゼンテーションを行わなければいけません。
このプレゼンテーションが上手く出来ていないまま、弁護士に着手金を支払い依頼したところで思い描いているような結果は得られません。
そして弁護士選びのポイントは一回の法律相談で終わらせないことです。
弁護士事務所は探せばいくらでもあります。
そこの中でお金を支払って弁護士を雇う訳ですから、3~4ヵ所は弁護士相談をして解決策を探すべきです。
私はある件で無料相談へ何度も足を運んでいます。
市役所で行っている無料相談、会社の労働組合が主催している無料相談、自分で探した弁護士事務所で行っている無料相談と行きましたが、弁護士の先生も三者三様で仰ることも若干ではありますが異なってきます。
そういった中でどんな解決策を目指すのかは、自分自身です。
よりよい解決策を導き出すために最も頑張ることができるのは自分でしかありません。
弁護士の先生が本腰を入れて一生懸命仕事をしてくれるかどうかは、こちら次第になると私は思っています。