自分の人生を受け入れてーサキの日記

不妊治療を頑張っている人へ

 
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私は現在2児の母ですが、不妊治療の結果で得た子ではありません。
でも、タイミング法から体外受精まで合わせると4年半、病院に通っていました。

28歳でタイミング法を開始し、32歳の春、最後だと決めていた体外受精に失敗して、その後結果的に離婚しました。離婚に至った原因全てが不妊治療ではありません。でも、それも大きく要因しているということも事実です。

不妊治療をしていらっしゃる皆さんの中には、他人から「子供は作らないの?」という類の言葉を浴びせられ、傷ついたことがある方もいらっしゃると思います。私もその中の1人でした。

「作らないんじゃなくて、出来ないんだよ~」とその場では軽く流していても心の中では傷つきますよね。私は21歳で結婚していたので不妊治療の門を叩いた時にはすでにしょっちゅう言われていました。

家の場合は、旦那にEDもありそういう面でも障害はあったんですが、そんなこといちいち他人に話すことでもないですしね。

 

他にも治療中で傷つくこと、辛いことってたくさんあります。

blogの中にもエピソードを少し書きましたが、体外受精させてもお腹に戻す卵がない、空胞だった、受精すらしてくれなかった、薬の副作用が辛い、等たくさん。

そんな時、皆さんはちゃんと夫婦で会話が出来ていますか?

私は会話をしているつもりだったけれど、今振り返ってみるとあれは結果報告に過ぎなかったんだなと思います。

夫婦で落ち着いてゆっくり会話が出来ていないと少しずつすれ違っていき、気が付いたら大きな溝が出来ているようなことになってしまいます。

是非、治療の為に病院へ行った日には2人の時間をとるように心掛けてください。

治療が上手くいって子供を授かることが出来ても、その時に夫婦仲が冷めていては子供が可哀想です。

もしあなたが女性なら、思いっきりご主人に甘えてください。辛かったことや感じていることを素直にご主人に話してください。

私はそれが出来ていませんでした。旦那の顔色を見て、もういいや。と思っていました。

「今回は〇〇でダメだったから、次はリセットして△△にまた採卵する予定だって先生言ってたよ」くらいのことで終わらせてしまっていました。

 

もしあなたが男性なら、奥さんの話をしっかり聞いてあげてください。仕事で疲れているかもしれません。明日の朝も早くから仕事に行かなくてはいけないから早く寝たいかもしれません。でも、奥さんはきっとあなたに話したいこと沢山あるはずです。

もしも奥さんが何も話そうとしなかったらそっと抱きしめてあげてください。もしもそのまま寝てしまったら翌朝謝れば良いです。言い訳はせずに。「昨日はごめんね。今日は話聞くから(^^)」程度で良いと思います。

 

私の1歳上の方で不妊治療をずっと頑張っていらっしゃった方がいます。

彼女も「もうこれで最後にしよう」と思って治療に臨まれました。その結果、見事子供を授かり、この夏に無事出産されました。

彼女から「赤ちゃん出来たんだよ」と聞いて私は本当に嬉しくて涙ぐんだこともありました。

 

以前、働いていたお店の店長の奥さんは42歳で子供を産んだそうです。

私が不妊治療の為に頻繁に時間変更して頂いたりして迷惑かけていた店長です。

人工授精から体外受精へステップアップする、と報告した時に話してくださいました。

「うちは奥さんが結婚した時にもう歳だったから不妊治療って経験あるけど、家の奥さんの事思ったらあなたまだ42歳までに何回チャンスがあるの!?100回以上あるじゃん(笑)」って。「家の1回の重みってあなたの10回以上みたいなもんだよ(^^)可能性は0%じゃないんだから、大丈夫、大丈夫!」と励ましてくれたことを今でも忘れません。

店長夫婦も不妊治療の結果で子供が出来たわけではないそうですが、40歳目前で不妊治療に成功した人が私のそばに存在しています。42歳で初めて子供を産んだ方もいらっしゃいます。私のように不妊治療は成功しなかったけれど、普通に妊娠したという人もいます。

排卵があるなら、まだ諦めてしまう必要はありません。

ストレスを溜めないで毎日笑って過ごしていたら良いことあります、きっと。

そして万が一、子供を授からなかったとしても、パートナーと支えあうことの出来る関係があれば大丈夫です。『自分たちの子供』以外の何かに目線を向けて生活するのも悪くはないです。そうやって夫婦二人で仲良く暮らしていらっしゃる人も、私の旦那の会社に沢山いるそうです。

 

そして最後に。

私が長女を授かる前のエピソードを。

まだ2歳くらいの子供が近所に住んでいて、その子に「〇〇ちゃん、私のお腹にお友達、呼んできてくれる?」とお願いしたことがあります。

私はその時初めて聞いたんですけれど、それくらいの小さい子供って天使みたいなもんでお友達を呼ぶことができるんだよという話。

このことのおかげなのかどうかはわかりませんがそれから数か月後、私は妊娠しました。

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