夫婦間における「幸せへの道程」
一口で「幸せの形」と言ってもその形は様々。
傍から見ると幸せに見えても、話を聞いてみるとそうは思っていない・・・。
お金に余裕があって、欲しいものは手に入れることが出来て、不自由のない生活を送ることができたら幸せかな?
そんな風に思ったりしますが、実際はお金に余裕があったって幸せではありません。
私も前の結婚生活ではそれなりに自由にお金を遣っていました。
二人で週末はどこかに遊びに行き、グルメな旅行もよくしていました。
そんな生活を送っていてもあることをきっかけに
「お金じゃない。今の仕事をしている限り最低限食べていくことは出来る。だから私はこの人と別れたい」
そう思いました。
私は離婚をし、今の旦那と知り合い、再婚をして、現在はいわゆる幸せな生活を送っています。
では何故、前の旦那とは幸せだと思えれず、現在の旦那との生活は幸せだと感じることができるのか。
大きく違うのは、子供ができたこと、そして自分たちの家を持ったこと。
要するに責任感を持って現在は生活をしているという点と、『結婚するということ』という記事にも書きましたが覚悟をして再婚したという点が違っています。
一度目の結婚の時は私の実家で生活していたので、私に嫁としての自覚が足らなかったことも幸せだと思うことができない原因の一つだったと今では思います。だれだれの“奥さん”ではなく、母の“娘”のままだった。
結婚したから旦那が我が家に一緒に住んでいる。そんな感覚でした。
何か揉め事が起きたら私と母とで話し合い、旦那はその話し合いには参加してくることもありませんでしたし、参加させようともしませんでした。
でも、今は違います。
“娘”は卒業して、“奥さん”として生活しています。
母には子育てを手伝いに来て貰っていますが、ここは私たち夫婦の家。
この家の中で起きることの全ての責任は私たち夫婦が負います。
結婚したら夫婦で生活をする。
以前の私のように「実家には部屋もあるし、アパートを借りるお金が勿体ない!」とかいう安易な考えで親と夫婦とで一緒に生活をすると意外に揉め事が起きるものです。
完全分離型2世帯住宅でも建てて住むのであればまだ良いかもしれませんが、そうでないと光熱費のことや、掃除の仕方、生活スタイル、色々なことが喧嘩の種になります。
結婚して夫婦で生活するって当たり前のことかもしれませんが、お互いがお互いの人生の伴侶となるためには大切な時間だと思います。
その中で夫婦2人のルールをしっかりと作り上げる。
そのルールは2人が納得できるものであればどんな形であっても良いと思います。
例えば、奥さんが外で働いで旦那さんが主夫であっても構わないのです。
そして次に、お互いを思いやり、コミュニケーションをしっかり取る。
結婚前はお互いに思いやりの心って持っていたはず。
それが結婚して生活していく内に、だんだん相手を思いやる気持ちって薄れてきてしまうのは残念ですが現実です。
よく、「諦める」とか「相手に期待しない」とか言われますが、少し発想を変えれば幸せに近づくことが出来ると思うんです。
こんなことを言っていた人がいます。
「今日は残業で遅くなるから、適当にご飯食べてて」って旦那に言っておいたの。
どうせ私の分なんか作ってないだろうと思ってコンビニでおにぎりを自分の分だけ買って帰ったら「俺のは?」って旦那が言うんだよ!ムカつくでしょ~!
この奥さんに思いやりの心があったら、どうなっていたでしょう?
コンビニに入る前に「もうご飯食べた?今からコンビニでおにぎり買って帰ろうと思うけど何か欲しい?」
そんな感じの電話をしていたら「俺のは?」なんて言われなくても良かったのに。。。
旦那さんからコミュニケーションをしっかりと取っていたら…
「今家に帰ってきたけれど、帰ってくるの待ってるから一緒に夕飯食べよう。おにぎりでも良いから買ってきて」
そんな内容のラインでも奥さんに送っていれば「待っててくれてるなら何か喜びそうなもの、買っていくかな~?」と、そんな気になりませんか?
どちらかにコミュニケーションをとる意思があればこの夫婦はその夜、少し幸せな気分で過ごすことが出来たと思うんです。
でも、どちらにもその気持ちはなかった。
だから、「俺のはないのかよ。。」とガッカリする旦那と、「私だって疲れてるのに、自分で夕飯くらい食べててよ!」とイラッとする奥さん。この状況じゃ決して幸せな時間を過ごしたとは言えないと思います。
夫婦は結婚したって他人。
言わなければ伝わらないことはたくさんあります。
普段からコミュニケーションはしっかりとるように心掛ける。
それが幸せな生活を送るヒントじゃないかな?と、私は思います。